介護保険改正と闘うケアマネ

介護保険制度、年金より早く崩壊する? 崩壊させないための国の改悪が進んでいく流れが急速化しています。

要介護者1、2の給付を大きく変更する?=軽度者への支援のあり方 ー 介護保険制度持続性の確保

「軽度者への支援の在り方」については、前述のように骨太方針2015で「軽度者への生活援助サービス」を見直すよう指示が出されています。ここからは「要介護1・2の人に対する生活援助を、地域支援事業などに移行させる」のではないかと考えられますが、日原総務課長は、「要介護いくつからが重度者で、いくつまでが軽度者という明確なスケールはない」「生活援助は主に家事援助を意味すると考えられるが、検討対象はこれに限定されるものではない」と説明しています   メディウォッチ2.18

 こういう改悪で来るか、、、、、介護保険制度開始から、目論んでいたのかなぁ。お役人さまぁ。

施設(老人福祉施設:特養)の入居基準が要介護3以上という重度の方のみにということを改悪したのが、最近。

そして、軽度者への鉈が振り下ろされそうとしている。

厚生労働省財務省さん <軽度者>ってなんぞや?

”日原総務課長さんは明確なスケールが無い”って仰っている

そうなんだよ~ <介護>はスケールやデータで何かを考える っていうモノでないのだからぁ。

要介護5ー主に寝たきり状態、認知も重度に進行、意思疎通も出来ない

     食事 なんとか経口摂取(食事は3大介護のひとつ)

     介助しなきゃ 誤嚥しないように気を付けて、、、、。

     マンツーマンの対応だ。 定時で排泄介助、おむつ交換。

     入浴は週に一回、二回

  ポイント : 直接介助としての総時間ー約150~170分と予想

         (おむつ交換・食事・移乗・水分補給)

要介護1ー まだ認定受けたばかり、一人暮らしだがご家族が久しぶりに

     実家に行き、部屋が整理できていない、、、新聞がなぜか

     3つの種類が来ていた、、、、などで認知症になっていると

     慌てて地域包括支援センターに駆け込み、、、という状況。

     ケアマネさん お願いしま~す 在宅ケア開始

  ポイント : ①独居

    ②認定受けたばかり→認知になったばかりということではない! 

 要介護5のケアは、生理的なケアということで、神経を使う部分は安否

 確認になるかと思う  自宅でのケアも、負担はかなり少ないはず

 排泄もレンタル排泄処理機を使えば負担は、ほとんどない

 この状態になるまでの負担というのは、歴史や相当な苦労はある

 要介護1、、、認知になりたてで家族の支援はない(同居していない)

 こういうケースは、まず介入するまでになかなかの時間や労力、工夫が

 必要となってしまう。そして、キーパーソンで家族と面接をしたくとも

 多忙を理由になかなかに時間が取れないと。もしくは、土日しか休みが

 ないので、ということが多くなる。(土日やっているケアマネはそれほ

 ど多くない 理由は民間は土日休みだし中高年女性の多い状況でおそら            

 く主婦層になるのかな) 認知症の周辺症状など、問題が多く出てくる

 ことでの対応が本当に多くの対応が出てくる 

 ケアの体制が整い、ある程度、落ち着くまでは3か月~4か月かかると

 思う。そこから、また何かが起きていく、、、、。家族はやれない、

 やらないのだから 関係者がなんらかのアクションを取ることになる

 結局、どうするのってことになるとケアマネ?!

 介護保険は、”学校でいう時間割”のようにモノが動いていくサービスだ

 なので、緊急の対応などが動きにくいサービスということになる

 例)ショートステイ、デイ、看護など  ヘルプは緊急対応の単位が

 加算出来るようになったから、契約さえあれば頼めるが、皆さん、忙し

 い故、時間があれば対応してくれるという状況、なので なかなか簡単

 ではないのだ、、、、、

 こんな風景もある、、、、。

   今日は日曜日だった。 <要介護2>のCさん

 一週間前から急に具合が悪くなった。原因不明の痛み、、、圧迫骨折

 という所見(二か所の病院で診てもらった)痛みが強く、動けない

 90歳半ばだが、元気でぴんぴんしていたのに急に具合が悪くなった。

 軽度者、、、、に該当?

 デイサービスにも行けず、自宅にて独り、、、、ごはんも用意出来ない

 誰かがなんらかの介入をしないとならない状態。

 安静療法でしか対応が出来ないので、何か特別に ということをするこ

 とはない。栄養をしっかり摂って安静に、、、、様子を観ていく。

 これだけ動けなくなると痛みが治まって後の<廃用症候群>が重なるこ 

 とも出てくるので、経過を注意深く観察することが重要になる。

 朝・昼・晩 食事の準備、排泄の確認などを毎日行っていく。

 (今回は、なんとかトイレには行けている、、、)

 排泄面の介入が大きい状況になると、これ以上にサービス介入が必要に

 なる可能性がある。

介護量というのは、変わっていくものなのだ

要介護1だから軽度 要介護2だから軽度、、、。

 そういうものではないんだ。

 ちなみに上記のお婆ちゃん 認知もそれなりで家に居ようが、外に行っ

 ていとうが、人が居ようと、、、奇声 それも相当に大きな声をお出し

 になりま~す。 どこが<軽度>なんだよ~!!!

 こういうふうに、介護度を判定する なんてものは

 実際に現場では、活かされないことが多いんじゃないの~と思うので

 あります。 あくまで行政が、給付のためにつけてる と考えていい

 なんて思います。極端なことを言うと、このスケールは無くしてもいい

 なんて言われたりもしています。あくまで<現場>では、、、。

 給付を抑えるために、うまいこと利用されるのなら

 介護度の判定 なくしませんかぁ~?

認定調査 調査員 ー 1件 4,000円程度(自宅に訪問し2・5時間必要)

主治医意見書   ー 1件 8,000円程度(医院に来てもらい20分程

だろうな、、、内容と字の汚さから)

 おいおい 意見書の方が簡単に書けるぞ、、内容が

 本当に医療はうまいことやってるよ、、、、。