介護保険改正と闘うケアマネ

介護保険制度、年金より早く崩壊する? 崩壊させないための国の改悪が進んでいく流れが急速化しています。

安倍首相「介護福祉士を国をあげて応援する。処遇改善にも取り組む」 だってさ、、、。

5月に予定している新たな「ニッポン一億総活躍プラン」の策定に向けて、「10年先の未来を見据えながら、これまでの発想にとらわれない大胆かつ総合的な政策をまとめたい」との意向を表明。「高い使命感と希望を持って、介護福祉士や保育士の道を選んだ人たちを国をあげて応援していかなければいけない。経験に応じた給料アップの仕組みをつくりながら、処遇の改善にもしっかり取り組んでいく」    ケアマネドットコム

 

 

来年度予算について、「1億総活躍社会の実現に向けた新しい取り組みが始まる。介護離職ゼロの実現に向けて大きな一歩を踏み出す」と説明。「2020年代初頭までに50万人分の介護の受け皿を整備し、25万人の介護人材を確保するとの目標に向かって取り組みを一層加速させる」と述べ、介護の充実にも注力していく姿勢をアピールした。  ケアマネドットコム

 

 

 

    ということを、この国の首相は予算を成立させた上で述べていらっしゃいます。

 

   現場としての感覚を伝えたい。

  1.在宅・施設と<介護>は分かれる ー 国がやろうとしていることは<施設>

    に重点が置かれてしまっていることを危惧・問題提起したい。

    根拠ーもともと、特養が足りない! ということで、民間の施設もたくさん

    作られて、デイも増えすぎるほど出来て、在宅を支えるヘルパー事業から

    すでに高齢化となっていること、そして、何よりも、施設に入居すれば

    介護保険給付単位数は<ALL>すべて給付(介護度に合わせて)

    となってしまうのだ。在宅は、使った分だけ、、、、、

    自立支援に向けて、在宅でプランを作り関係者が努力しても

    施設は、何をしていても<満額の使用>なのである

    給付を抑制するのは、施設を作れば作るほど 難しくなるよ~ということに。

  2.経験アップ? する前に辞職するから 短期の期間においての

    最低金額を提示してほしいと考える。 3年頑張ったら、、、、という感じ

    介護福祉士も経験年数などでの取得、それに乗じての支給

    資格を取得したら 大幅UP

    年収 = 400万円がボーダーではないだろうか。

    もちろん、いつまでも昇給することは無理。人事考課での査定を丁寧に

    行っていくこと。

  3.一億総活躍、、、、、

    介護離職を食い止めよう ー 14年ケアマネやってるが

                 自分の関わってきたケースで<介護離職はゼロ>

    現実的に、そのようなケースに当たらないのかな、、、?

    なので 現実味が無いのだ 無論、そのような方も全国的には多いのかも

    しれないが、14年実務をしてきて今の事業所(3年)前の事業所(10年超)

    も合わせても、部下のケースなども含めて介護離職に繋がったことは

    無いからが根拠になる。

    総数でいうとゆうに600ケース位以上の総数で

   <ほぼZERO>なのだ

    介護離職というのは、対象の方が居て、同居なり別居していても

    なんらかの理由で関わっていなければならないケースだと考えるが

    24時間の見守り以上ということになると思う。

    認知症での問題行動があるから、、、

    寝たきりで痰の吸引が必要で、、、、などが該当になる

    当方が、関わってきたケースで介護離職が無いのは東京都内であり、

    介護サービスや訪問診療に代表する在宅の医療サービスが豊かであることが

    理由になるのかもしれない。

    地域によって、、、ということであれば、地域(他県で過疎地など)での

    <差>というところにおいてであるかもしれない。

    でも、自分の働いている環境でのモノをあくまで伝えていくしかない。

    当方は、東京エリアの実情を 地域差を感じているケアマネが居れば

    その地域の熱い志を持った人が実情や思いを伝えればいい、、、。

    話が少しずれてしまった。

    <介護離職>に関してだが、そうさせないための側面が<介護保険>に

    詰まっているのであるから、その担当ケアマネがプランを作成し適切な内容

    であれば離職には至らないと考える。また、施設を紹介していけばよいので        

    あるから発生は防げると考える。

    ただし、家族による部分は大きいかもしれない

    傾向として多く見られるのは、 母一人 息子さん一人のケースは

    状況が変わることがある。 精神的に依存しあっていることが多く見られる

    のだ。 父一人 娘一人 の場合も同様なことがある。

    家族の問題は、今後、記述してみたい。  

 

    医療・介護・保育関係者ならわかると思うが ほぼ対象者で困ることは無い

      

    どれだけ、家族に苦労させられているか、、、という問題は大きいのだ。

 

    国をあげて応援するならば

    年収400万円をベースに、、、願いたい

    少し上げて(処遇改善加算など)での、やってます でなく

    根本的に、これぐらいはもらえます ということを謳わないと

    この人手不足状態は何も変わらないし 

        危惧されている2025年には

     在宅介護 <崩壊>していますよ

    あと一つ提案

        ケアマネ活用かな  シャドウワークでなく

        ヘルパー兼務可とする それくらいでないともう回りませんよ~

        お国のお偉いさんがたぁ 審議会のみなさ~ん