介護保険改正と闘うケアマネ

介護保険制度、年金より早く崩壊する? 崩壊させないための国の改悪が進んでいく流れが急速化しています。

勉強に行ってきた 高齢者と栄養

 

大学病院の先生のお話を聞いてきた

 

<高齢者と栄養> 大学病院でNST NutritionSupportTeamで日常 活躍されているそうだ。在宅の診療も行っていたり、熱意を感じるDRとお見受けした。

 

科学的な医療の面からのお話をしていただき、英文献からの引用での

説明をされていた。 

下肢の浮腫は、塩分が影響している ということも仰っていて

高齢者には特にその傾向があるとのことご指導くださっていた。

 浮腫は水分が貯まっているのでなくナトリウムが貯まっているんだそうな

ふむふむ、、、、、じゃあ、取り除くにはどのようにしたらいいのか、、、。

今度、お会いすると思うので教えていただこう。

 

高齢者では、<蛋白質>を摂取することがアクシデントの減少、日常生活動作の維持に繋がっているとのことデータからも出ているとのこと。

また、血液検査も大事で特に、NSTではChe コリンエステラーゼの評価を重視するのだそうだ。CRP 炎症反応との連動を注視し様子を観ていくとのこと。

指標があり診断に活かしていくと。やはりDRはすごいな。

医療の科学的な手段での洞察に繋がっていくことを感じた。

 

 

”包括的な介入ということで サルコペニア(骨格筋量、骨格筋力の低下を特徴とする症候群で最近、よく出てくる言葉)は栄養のみでは改善しないこと

高齢者には、身体・精神・社会背景などの要素が影響

地域全体での取り組みが影響する = 大病院:かかりつけ医(連携、相談)が

大事なのでは”!と仰っていた。

ふむふむ、、、、、そうあってほしいとも思います。

 

 年齢的にはまだお若い部類の先生ですが、好感の持てる内容のお話でした。

最近の大きな病院の若い先生がたは、結構<親切>な方居ます。

 今日の先生もそうでした。 親切な先生好きです! 笑

 

胃瘻を造設する ー けれど関係者でそれをしたいと思う人はほとんど居ない

診ていて、その予後がどのようになっていくかを知っているから?

では、なぜDrは胃瘻を勧めるのか = 医学的に正しいから(命はつなげる)

と仰っていた。

もう20年以上も前から、嚥下機能が低下していて食事介助を慎重に行ってきた

経験がたくさんある。 リスクも高い。介護する側は怖い。

 でも、胃瘻は違和感しかなかった。

口から栄養、水分を摂ってこそ  その人らしさを続けられる。肌で感じてきたし

介護はその点をいつも見つめてきた。

Drも言っていたが、<食>の喜び 楽しみ

大切してほしい と若い先生が仰っていた。

こんなお医者さまが増えていってほしいと切に願います~。

 

 地域に居宅療養指導の出来る<栄養士>ってもっと 必要じゃない?!

 行政のみなさん   要検討 要検討

怒り ・ ケアマネ職能団体 ・ VS 国(厚労省、財務省)

東京都介護支援専門員研究協議会主催 第4回大規模研修に行ってきた

 in なかのZEROホール

         1・指導監査とケアプラン点検について 

         講師:厚生労働省老健局 介護保険指導室長 遠藤征也氏

 

         2・運営基準をもとにケアマネジメントの過程を考える  

         講師:あたご研究所 後藤佳苗氏

 

 

2は、楽しかったし とてもお話がうまくて吸い込まれた 以上

 

伝えたいことは 1 の厚労省お役人様の講演、、、、。

 

直近の大きな問題であった ”株式会社メッセージ アミーユ川崎”の虐待のことから

話が始まり、立場上、対応が大変だった、、、、とのこと。

当たり前だろ、認定調査で何度も違う場所の施設に行っているが

あんなケアしているところ、許可するほうがおかしいだろという処遇レベルであり

職員の質は、、、、言葉も出ないほど。認可している 国の責任もあると考えられるくらいだ。

 

そして、ここからが問題

国の諮問機関での会長だかなんだかの立場の、田中 滋  会長のお言葉とかで

“ケアマネジメントのプロセスは永遠だが、ケアマネジャーは永遠ではない!”

代わりは、他にもたくさん居るんだ ということを伝えてきた。

ホール全体がケアマネである目の前で、いきなりの言葉。

要は、ケアマネの質が低く、代わりに医療職とかでいくらでも代替が利くんだということを伝えたいらしい。だから、そうならないように気をつけなさいと指導。

 

おい! CMATの理事 目を覚ませよ

そして、我慢を相当にしたけど、本当はあの場で立って文句をつけたかった。

悔しい。悔しすぎるだろ。

介護保険制度が始まり、中心として動いてきたケアマネに対し、国のこのお偉いさんは

完全否定をしている。

<公助>を捨て、民間に頼らざる得ない状況において、行政のやりたがらない手間も掛かり綺麗とはいえないこの仕事を、15年間、支えてきたのは、ケアマネであり、他の職種の現場のみんなだ。

 

どれだけ、高齢者のために文句も言わず、汗水流してきたと思ってるんだ!

しかも、このお偉いさん=遠藤氏はこうも言っていた

“ ケアマネの方から、データを持って要望や意見を私は聞いたことが無いですよ、、、云々”

 

おい! ふざけんなよ

どれだけのケアマネが、報酬にもならない仕事をVR(ボランティア的に)で仕事中にこなしてきていると思っているんだよ!

どれだけ、それだけで、介護報酬が抑えられてきたと思っているんだよ!

 

この講演の流れは、とてもじゃないが “叱咤激励”とは思えない話だった。

 

CMAT、目を覚ませよ!

東京都の下請け法人か!? 職能団体として、機能していくのなら

こんな研修の下請けばかりやっていないで、少しは自分たちのためになることしろよ!

国や東京都の指導や監査を恐れて仕事するのが、<専門職>ではないだろ!

15年の間に、どれだけの無駄な研修をしてきたんだよ!

自己満足は止めろよ!

いまだに、専門職の質を上げるとかぬかしている洗脳されてるような専門員が

どれだけわんさか居るんだよ! もういいって、研修は。

利用者のためになることを、俺たちはたくさんしてきているだろ!

なんのために、理事とか務めているか 聞かせてくれよ!

研鑽のために というのであれば、それはそれでいい。

国の好きなようにやられて、こんなに改正でひどく変わる法律が今までにあったか?

俺は、見たことも聞いたことも無いよ。

意識を変えろよ! 都や国に踊らされるなよ!

 

介護分野での<核>は間違いなく俺たちだ。そして、医療と対等になろうぜ。

もう下に見られるのは、うんざりだろ! 

デジタル化出来る<医療>とアナログな<介護>を比較すること自体

ナンセンスなのに、いつまでもこんな状態で行くんだ?

 

もっと怒りを!もっと意見を!

散々、この15年で悔しい思いをしてきたはず。

 

もう限界だよ 俺は、、、、、。

一人でも闘っていく。 いろいろな方法で、、、。

闘いを始めよう  俺は一人でも闘っていく。

介護保険の行く末~ 今 介護現場(在宅)で起きていることを伝えていきたい 1 ~

はじめまして この半年くらい地域の介護関連のこと、行政との繋がりや活動をしてきたのだけれど、なんだか情熱が冷めてしまいそうで、ブログを書いて行こうと思い実行してみました。

 

自分は、介護保険制度が始まる前から、介護の世界に飛び込み時間経てきたのだけれど

勤める形を辞めて、自分で会社を経営して3年くらいの月日が経ち、本当に危機感を感じている毎日を過ごしています。

 

今夜、読んだ他の方のブログに

経営者だけど一橋を出てニートしてる人の記事が涙出るほど辛かったので少しだけ反論する”とうタイトルで

元ネタ

福祉医療機構2014年度「保育所経営状況について」によると、認可保育所支出に対する人件費の平均割合は72.4%である

反論

<通常の企業社員に払ってる給料が何割かわかるか? 「売上」の6割を人件費に回すってのがどれだけキツイか本当に分かってんのかクソが>

記載があった。通常の企業には、数年しか勤めたことがないので何割かわからないのだが、元ネタの認可保育所の《72・4%》は当方の<訪問介護事業>もほぼ同じ割合で数字が出ています。 社員、非常勤に給与を払い、先月の残りは5%であったことを、自分の胃の辺りが覚えています。

 

その訪問介護事業は、ほぼ都内の自治体ですが人材不足という意味では

間違いなく"終末期”と言って差し支えありません。

①ネットでの募集、雇用関連のチラシなど求人をかけても半年に一人程度。

 (しかもドタキャンが半数)  お願いしてもらい働いてもらうという状況

②ヘルパーさんの高齢化ー関係者多数に平均年齢を調べってもらったところ

 当自治体のヘルパーさんの平均年齢 = 62.3歳  という現実

 

こんな状況の中で、国の施策は<総合事業への移行> 公助を捨ててきたこの国は

<共助><互助>を育むように、、、と。

家族ですら面倒を看ない、看れないこの現実において、その理想がどのようになっていくのか、、、、数年先が見ものですね。

賢人の宇佐美典也氏が書いていましたが、この国はもう死んでいる、、、保育園問題での<日本死ね>にかけての言葉ですが、国の実情を理解し、合理的に物事考えていかないとならないんだなって気づくきっかけになりそうです。

 

次回は、先日、受けた研修での講義に来ていた厚生労働省のお偉いさんに対しての

意見をぶつけたいと考えています。