介護保険改悪への道かよ!? 1 生活援助 導入前の現場を知れ!
公的介護保険において、「軽度者への生活援助サービス」はどうあるべきか、「利用者負担の水準」はどの程度にすべきか、現在40歳以上となっている「被保険者の範囲」をどう考えるか。こういったテーマについて検討して年内(2016年内)に意見をまとめてほしい
厚生労働省老健局の三浦公嗣局長は、17日に開かれた社会保障審議会の介護保険部会でこのように要望しました。
介護保険部会の意見をベースにして、来年(2017年)の国会に介護保険法などの改正案が提出される見込みです。 メディウォッチより http://www.medwatch.jp/?p=7655
<軽度者への生活援助サービスはどうあるべきか>
に関しての現状をお伝えしていきたい。
生活援助サービスは、原則、同居のご家族が居ないことなどの縛りがある。
例外として、家族に疾病がある、障がいがあるなどの理由付けがあれば
支援をしてもかまわないというモノだ。
高齢者のみ世帯、独居の方などが主な対象と思っていただいてよいかと思う。
これは、その自治体の独居率などが影響すること言うまでもなく、都心は基本的に多いと捉えられる。地方に行くと、状況はどの程度かは、自分の自治体のデータしかないのでなんとも言えない。
まず、ケアマネがその人をアセスメントし環境、資源などを鑑み
サービスが必要か否かを判断し、ニーズが生活部分にあるとした際に
生活援助を導入ということになる。自身の経験からは、独居の方に生活支援のニーズは
とても高い。 買い物、掃除(居室、トイレ、風呂場など)この二点が主なサービスとなる。
買い物ー今の時代、ネットでの注文などなんでも出来る時代で、この辺り(都下)では
いくつものコンビニ、スーパーがしのぎあいをしている。買い物はネットで頼めばいい、、、? 笑
70歳以上で要介護対象になる方は、ほぼ9割が頼めないでしょう。
携帯も扱えないし、注文の仕方を理解することは無理。
食べ物買えなくて 飢え死にしちゃうよ~
掃除ー出来る人、出来ない人と分かれます そして、風呂場などの姿勢を保持したりという作業が加わった瞬間に、この援助は違うモノになります。
要介護1,2の判定が出ている人が、汚くともよい 清潔とは言えないが
なんとか生活しているよ~ というレベルに持っていくことすらなかなか難しいでしょう。(個人差はあるか)
認定結果で、<介護>の該当が出る人というのは、誤った誘導(認定調査時)が無ければ それなりに手間やサービスが必要な方と思ってもらっていいはずです。
‟高齢者のゴミ屋敷の多さ” ←ここ着目してほしいです
当方に依頼の来るケースは、一般的ではないケースが多いということもあるが
<生活支援に入る前の段階> 国や自治体はこんなところ考えていません。
人並みの清潔さを維持して生活をしてきた方たちでも、齢を重ね身体、精神面のレベル低下が進み、自分では今まで通りに出来ていて行ったと思っていても、まったく出来ていない ということになるのです。腐臭、昭和時代の新聞、いつのモノかわからないような缶詰、瓶詰、、、、汚物のついた衣類、虫、、、(いろいろです)ネズミなど。
これらをある程度、サービスが始まる前に片づける という作業たいていは行います。
2,3人でやったり5,6人でやったり、ケースバイケース。汚れ具合やモノの多さなどで変わります。
なんとこの作業 ボランティア~で~す 報酬なんてありませ~ん
代わりにやってみ~ 行政のスタッフ 汚いからって 逃げるなぁ~
(導入前にやらねばならないのはヘルパーさんに負担をかけないこと 汚すぎて
入れられないということを避けるためです)
自治体によって異なるかもしれないが
俺の町はこんなもんだ ケアマネ、包括のスタッフ(この人たちもケアマネ)
が汗流してる
一緒にウジ虫、なんかのさなぎ、ネズミの糞、ダニ、嗅いだことのない臭い
一緒に感じてみないかい?都心だけど青大将もいたよ~
生活援助 入れる前の苦労を共にしようよ
自費でなんて、誰もやろうとしないぜ 認定を受けてる被保険者は
だってえ~ 要介護 なんだもん
こういう実践を評価し <加算>だよね~?
今日はここまで おやすみなさい